おおくら様、先日は本当にありがとうございました。お陰様で家族それぞれ、また前を向いて進めています。

我が家では犬を飼っていました。とても人懐っこい犬で、家族みんなで可愛がっておりました。
外を散歩するのが大好きで、私が仕事から帰ってくるなり、リードをくわえ飛び付いて来ます。その姿が愛おしくて、いつの間にか犬との散歩が私の日課になっていました。
一緒にフラフラと近所を散歩し、決まって辿り着くのは主人の職場の近くの広場です。主人の仕事が終わるのを待ちながら、ボーっと２人で座って木々を眺めます。そこが私と犬との、思い出の場所です。

犬の火葬の場所は私の希望で、その広場でして頂くことにしました。火葬の直前まで、涙が止まりませんでした。
そんな私を配慮してか、おおくら様は少しでも火葬が目立たないように駐車し、私の気持ちに合わせながら静かに執り行って下さいました。
おおくら様のその落ち着いた、こちらを配慮して下さる雰囲気に、私も段々と落ち着きを取り戻すことができました。

最後を思い出の場所で見送ることができ、犬も嬉しかったと思いますし、私自身もとても嬉しかったです。
犬を亡くした今も、私は仕事終わりには広場へ行き、主人の帰りを待っています。隣にはいつも、飼っていた犬が座ってくれているように感じます。こうして夫婦を繋いでくれた、かけがえの無い存在なのだと、最近気付きました。亡くした今でもあの子(犬)は、宝物のような存在です。

満足のいく葬儀ができたことで、今もこうして思い出の場所に足を運び、穏やかな気持ちで犬を想うことができているのだと実感しております。おおくら様、本当にありがとうございました。