愛犬の痴呆に対して私達が出来る事とは?
高齢になってしまったペットにとって「痴呆」になってしまうことは、ショックなことかもしれません。しかし、その時、きちんとどのような症状なのか、そしてどう行動すれば良いのかを今回はゆっくりとご説明できればと思います。
痴呆の症状について
・徘徊行動
夜中に勝手に歩き回ったりする行動をしたがる高齢ペットは、昼間は眠っている時間が多いです。
この場合は、昼夜のバランスをうまくとってあげることで、夜の活動時間を減らす事ができる可能性が高くなります。昼、長く眠っていたら起こして、外へ少しお散歩に促したりすることもいいかもしれません。
難しければ、動物病院やペットシッターや関連施設の利用もひとつの選択肢に入れて下さい。
・名前を呼んでも無反応
痴呆の症状だけではなく、視覚・聴覚の低下もひとつの要因です。
獣医師に相談しつつ、生活改善していきましょう、改善は難しいので、その環境下でどう過ごしていくかを考えていく事が大切です。
・急に怒ったり、噛むといった不安定な精神状態
ペットの様子を良く観察して、病院でも状態を確認しましょう。
やはり、こちらも改善は難しい問題です。
飼い主でも急に身体を触ったり、顔の前に手を出したりすると吠えられたり、噛まれたりする危険性もあります。
散歩時に他の犬や人間に噛み付いたりする事は、絶対に避けなければいけないので、口輪をつけるなどの対策を取って下さいね。
・躾けたことや食事した事を忘れる
まず覚えていた事ができないことも、ペットは理解しています。それはとても歯がゆく辛い気持ちはもっているので、叱ったりせず支えてあげて下さい。
食事に関しては、嘔吐や下痢がないか確認し、獣医師と確認しつつ「過食」には注意して「肥満」は避ける様にしましょう。
痴呆の予防について
・サプリメントのDHA、EPAをあげてみる
どちらも、痴呆の予防に効果的だと言われています。サプリメントやふりかけでも取り扱いをしている商品もありますので使ってみて下さいね。
・お散歩コースを変えてみる
いつも同じコースではなくて、少し違う道へ行ってみて、脳への新たな刺激を与えてみて下さい。できるだけ、特にワンちゃんには若いうちから3〜4種類ほどお散歩コースを作っておくと、その日によって選ぶ事が楽になります。
・遊んでスキンシップを取る
大好きな飼い主と遊んだり、マッサージ等で積極的に接していく事で、良い刺激にもなり絆も深まります。
また知育おもちゃを使う事で五感で遊べるので効果的ですよ。
いかがでしたでしょうか?
大切なのは飼い主さんだけで抱え込まず、獣医師や相談できる場所をなるべく作っておく事です。
痴呆は治ることはありません。
ですから生活の基盤を整え、飼い主さんの心の余裕を持つ事が大切なのです。
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