寝たきりになってしまった愛犬へのケアとは?
自力で立ち上がる事が難しくなってしまったペットへのケアや介護について、今回はお話ししていこうと思います。
宜しければ、お付き合い下さいませ。
高齢に加えて、それまでに持病(特に椎間板ヘルニア)等を持っていると、寝たきりの状態になることがあります。
その時に、飼い主さんが心がける事やしてあげられることについて、箇条書きでお伝えしていこうと思います。
できるだけ散歩は続けよう
自力での歩行は難しくても、補助用ハーネスやカートもあります。外に出て空気を吸い匂いを嗅ぐだけで、十分、気分転換になります。
上手く散歩に行けなくても気を落とさずに、日を変えて改めて誘うと気分よく歩いて行ってくる場合もあります。
ここで散歩にいかない選択をしてしまうと、脚力低下が進み、寿命を縮めてしまう要因にもなります。
逆に足を故障した上でも、散歩に行きたがる子もいるので、その際には靴を履かせたりして対応をして、連れて行ってあげてください。
寝たきりの介助について
身体が動かしにくい状態になっても、関節や身体をさすってマッサージをしてあげましょう。
マッサージの方法を軽く記述しておきますね。
1、頭の上からしっぽに向かい背骨のラインに沿って、ゆっくり何回かさすりましょう。
2、肩甲骨から手先に向けて、軽く円を描きながらさすりましょう。肉球や爪あたりは親指と人差し指ではさみ、少し刺激を与えます。
3、腰あたりから足先に向けて2と同じく、円を描く様に擦っていきます。
4、顔まわりは、人差し指と中指を使って眉間から鼻先まで優しく撫でます。
5、耳は片手で根元をもってピーンと軽くひっぱり、刺激を与えます。
6、皮膚の広い部分を軽く掴み、掴み上げゆっくり戻します。
簡単でありながら、全身を触ることでコミュニケーションも取れますし、適度な刺激を与えられるのでおススメです。
次に床ずれの予防についてです。
床ずれは同じ体勢のまま、長時間、身体を圧迫する事で皮膚や血管や筋肉が死んでしまう状態です。
なるべくそれは避けていきたいので、やるべき方法とは
・寝たきりの子の身体を常に清潔に保つ
・体圧分散マットを使用し、体重が一カ所に集中しない様にする
・2時間程度を目安に、寝返りをしてあげてください。背中を上に向けてごろりと体勢を変えます。お腹を上にしては変えないで下さい、内蔵にダメージを与えるかもしれません。
・寝返りの際には、皮膚や負担がないように気をつけましょう。
<となっています。
いかがでしたでしょうか?まだまだ、勉強するには大変な「介護」の問題ですが、今されておられる方も、これからされる方も、そしてされて来られた方も、それぞれきちんと責任を持って取り組みたいですね。
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