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カメやハムスターの疑似冬眠。生死に関わる寒さに要注意?

ペット火葬

はじめに

年々寒さが増しているように感じられる、日本の冬。

人間と同じくペットにとっても寒さが堪えるこの季節は、入念な防寒対策が必須です。

 

特に寒さ対策が必要なのは「疑似冬眠」をする恐れがある、ハムスターやカメなどの小動物達です。

疑似冬眠は野生化での冬眠と異なり、仮死状態に陥っている危険な状態です。

大切なペットを寒さと死の危険から守る方法をご紹介いたします。

 

小動物の疑似冬眠とは

疑似冬眠は、冬の寒さを乗り切るための冬眠ではなく、ゆっくりと死に向かっている仮死状態のことです。

人間の低体温症に近い状態で、危篤に近い非常に危険なレベルといえます。

 

疑似冬眠の原因は、急な寒さによる低体温症や、栄養不足と考えられています。

特に寒い冬を乗り切る際、小動物は食べ物から摂取した栄養素を燃焼させることで体の温度を保ちます。

気候の変化を考慮せずに秋口と同量のエサしか与えていない場合、日本の冬の寒さに耐えきれずにエネルギー切れを起こし、疑似冬眠に入ってしまう場合があります。

またあまり運動をしていない状態のペットは筋肉量が少なく、寒さに耐えきれないというケースも考えられます。

 

疑似冬眠かも?と思ったら

「ハムスターが眠ったまま動かない」「カメの手足をつついても、反応が薄い」という場合は、疑似冬眠状態に陥っている可能性が高いです。

室温を上げたり、ペット用のヒーターで体を暖めながら、早急に獣医師に相談するようにしましょう。

また疑似冬眠から意識が回復した場合は、すぐにカロリーの高いエサを与え、水分補充と引き続きの室温・体温管理をしながら様子を見てあげてください。

 

疑似冬眠をさせないために

ペットとしてハムスターやカメを飼育する際は、疑似冬眠状態に陥らないように秋ごろからしっかりと対策を行っておくのが一番です。

特に「エサの量を増やしたり、カロリーがあるエサを中心に与える」「おもちゃや散歩などでしっかりと遊ぶ時間を確保して、体力をつけさせる」「まだ大丈夫と思わずに、早めはやめの暖房設置を行う」といった方法が有効です。

 

おわりに

「冬眠」というネーミングがつけられているものの、とても危険な状態である疑似冬眠。

体内に十分なエネルギーの蓄えがない小動物や、寒さに強い筋肉をあまりもたない小動物の場合は、特に注意したい冬のトラブルです。

毎日の室温や水温などのチェックはもちろんのこと、食べているエサの量や運動の様子などをしっかりと確認することで、大切なペットとともに寒い冬を乗り越えましょう。

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