ペットの癌の予防法とは?
現代病の一つ「癌」
人間でも、男性では4人に1人、女性でも7人に1人という高い割合でなる可能性がある、なかなか根治が難しい病の一つです。
人間だけではなく、犬や猫でもなる可能性はあります。
ですが、なる前にするべき予防策もあります、今日はその事について書き綴りたいと思います。
「何故、うちの子は癌になってしまったの?」
「私に問題があったの?」
「お酒も、煙草も吸わないのになんで、癌になるの?」
と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。
まず「なぜ」癌になってしまうのか、原因をまとめてみました。
・遺伝的な要因(犬種や猫種、家族性)
・環境による要因(体重管理、受動喫煙、汚染物質等)
だと、言われています。
以上の事から「予防」というポイントを集めてみました。
・不妊手術 ・肥満を防止する
・癌の予防健康プログラム(早期発見)
・汚染物質を避ける(除草剤、殺虫剤、アスペスト、喫煙、灯油ストーブ等)
・バランスの良い食事
・ストレスの軽減
・規則的に管理された生活(定期検診)
が、効果的だと言われています。
その中でもとても大切なのは「肥満」「不妊手術」です。
またかかりつけの獣医のもとで定期的に検診を行い、健康管理もしましょう。
7歳までは年に1度、8歳以上は年に2回程行いましょう。
食事に関しても、できるだけDHAやEPAが含まれたものを食べさせてあげると、予防に効果的だと考えられています。
さて、先ほど出て来た「癌の予防健康プログラム」とは一体なんでしょうか?
病院で主に調べてもらう項目として
・詳細な病歴の聴取
・身体検査(種類による好発癌を中心に)
・尿検査(採尿は膀胱穿刺) ・便検査(潜血反応含む)
・完全な血球計算
・血清生化学的検査 ・血圧
・心電図
・塊がある場合はFNA又は組織病理
・胸部・腹部四肢
・頭頸部のX線検査
・胸部・腹部超音波検査(必要に応じて体表等)
・甲状腺機能検査等のホルモン測定(猫はFIV(猫免疫不全ウィルス)と猫白血病ウイルス(FeLV)の検査を追加 )
・オプション
犬猫の腫瘍マーカー(各種から)CT及びMRIです。
ここまで飼い主さんは理解しなくても獣医からあらかじめ、このような検診をしますよ、と説明があるはずなので、きちんと了解して検診を受けて下さいね。
残念ながら、10歳以上のワンちゃんの死亡率の第1位は「癌」です。
4頭に1匹ということになります。だけど治る可能性も40%ほどきちんとあります。
決して症状を見逃さない様に、飼い主さんと獣医師さんとできちんと相談しつつ、予防を心がけていきましょう。
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