「ペットロス」って何ですか?
大切な家族であるペットがこの世を去ってしまった時、飼い主に訪れる症状を最近では「ペットロス」と称されています。
そもそもこの「ペットロス」とは、何でしょうか?
今日はゆっくりと、ご説明していきたいと思います。
宜しければお付き合い下さい。
ペットロスとは?
ペットを亡くしたことへの喪失感、空虚感、気分の落ち込みなどによる精神的に不安定になる状態を指します。
上手く改善できれば良いのですが、重くなると身体の不調へ繋がったり、うつ状態になる場合もあります。
詳しい症状とは?
精神的:不安、集中できない、落ち着かない、物事に悲観的、罪悪感、孤独感が強くなる、パニック状態になる、死んだペットの姿が見えるなど
身体的:すぐ涙が出る、食欲不振や過食、不眠、下痢、便秘、吐き気、腹痛、頭痛、頭が重い感じ、肩こり、痺れ、目眩、難聴、倦怠感、やる気がおこらない、蕁麻疹など
ペットロスの期間
人によって、短い場合もありますし、長く続く場合もあります。
数値だけで言うならば、30%は1ヶ月未満、20%は1ヶ月〜3ヶ月程、10%は3ヶ月〜6ヶ月程と言われています。
一方で18%の飼い主さんが「未だにペットロスから抜けられていない」という回答もありました。
なぜペットロスは長引くのでしょうか?
周囲の人とペットに対する価値観が合わず、気持ちを共有してもらえなかった場合等が原因の一つです。
上手く感情を吐き出すことができずに我慢してしまい、苦しみから逃れられなくなる人も少なくありません。
例えば、病気や不慮の事故で亡くなった場合、飼い主さんが自分を責め抜いてしまうことで、ペットロスから回復を遅らせることがあります。
「どうしてあの時、すぐ駆けつけなかったんだ」という後悔の念が残る事もあるからです。
「ペットロス」という言葉の定義について
これは、個人的な意見も含みます。
今は「ペットロス」という呼称で、愛する家族が亡くなり落ち込んだ状態を呼びますが、ペットや人間に関わらず、愛するものを失うということは、身を切られるような悲しみや苦しみを伴います。
だから「ペットロス」という言葉だけで、決して片付けないで欲しいという気持ちもあります。
愛していたから悩み、苦しむ症状です。
ですから「ペットだから」とかそういう事では、片付けてはいけない大切な問題です。
実際、亡くなってから「もうペットを飼わない」という選択をしておられる方もおられます。
ペットは大切な家族の一員でした。もう代わりはいません。
それを汲み取って頂き、どうか悩まれたり身体の不調を訴える方には、寄添い話を聞き、決して責めるような事は言わないであげて下さい。
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